株式会社 エム・ケイ社製品と他社製品との相違点
矢寿井消毒研究所で検証した、株式会社 エム・ケイ社製品と他社製品の違いについてご紹介します。検証の結果明らかになった製品の違いを、ぜひご覧ください。
株式会社 エム・ケイの手指殺菌乾燥器と他社乾燥器の相違点
株式会社 エム・ケイ社の自動手指熱風殺菌乾燥器と他社乾燥器との違いをご説明します。
当社の自動手指熱風殺菌乾燥器 |
他社乾燥器 |
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吹き出す風質 | 無菌状態の遠赤外線熱風 | 機器周辺の空気を取り入れるだけなので、無菌ではない |
手に吹き付ける温度 | 瞬間的に50〜60℃。その後徐々に、40〜45℃まで下がる。 | 常温状態でチリやホコリが混じり、有害微生物が生息する |
手入口付近、および乾燥室内の清潔度 | 常に無菌状態に保たれています 理由1 紫外線殺菌灯を常時照射しているため 理由2 ヒーターの高熱方式により器内の温度が50℃〜60℃までになり、細菌などが生息できない |
常温状態でチリやホコリが混じり、有害微生物が生息する |
手に付着した菌と風の関係 | 風速が弱い(約35〜40m)ため、菌をまき散らさない | スピードが速い(風速80〜100m)ため、菌をまき散らす |
手指に対する殺菌効果 | あり 例 病原性大腸菌(O-157) 5秒 MRSA 10秒 緑膿菌 10秒 サルモネラ菌 10秒など |
なし ※一部6W殺菌灯付きの機種もあるが、入口が覆われていないため一定の距離に照射できず、殺菌効果が安定していない |
手指の皮膚に対する効果 | 遠赤外線が照射されるため、手荒れ防止などの役割がある | 乾燥肌などの人は、さらに悪化する |
株式会社 エム・ケイの哺乳瓶殺菌乾燥保管庫と他社製品の相違点
複数社の哺乳瓶殺菌装置と、株式会社 エム・ケイ社製品との違いをご説明します。
【1】Y社 紫外線殺菌庫
市販の哺乳瓶のガラスは紫外線(253.7nm)を通過しません。そのため、紫外線が直接あたらない部分は殺菌ができないことになります。また、乳首の内側や隙間は殺菌できません。
【2】A社 温風乾燥付き紫外線殺菌庫
【1】の紫外線殺菌灯に、温風(30〜50℃)による殺菌機能を付けたものです。乾燥は菌の増殖を防ぎますが、殺菌効果はありません。したがって、細菌が感染する可能性があります。
※【1】・【2】とも煮沸消毒が必要です
【3】P社 液状医薬
原液を水で約80倍に薄めて専用容器に入れ、哺乳瓶、乳首を1時間以上つけて消毒します。消毒後にすすぐ必要はなく、気になる場合は熱湯か上水道水ですすぎます。
薬剤の主成分である次亜塩素酸ナトリウムは、ミルクと交じり合うと極少量の塩分と水になり無害といわれています。しかし、すべてが水と塩分に分解するかわかりませんし、乳首はミルクと混ざる前に赤ちゃんの口と接触します。
【4】株式会社 エム・ケイ クリアベビーボトル(哺乳ビン殺菌乾燥保管庫)
水で洗浄後、90℃の遠赤外線熱風で40(CBB-800)〜60分(CBB-1500、CBB-2400)にわたり、哺乳瓶、乳首の内側などすべて殺菌します。同時に乾燥もおこないます。
さらに紫外線照射をおこない、完璧に消毒。また、24時間以上殺菌完了した状態のまま保管が可能です。
株式会社 エム・ケイ社のクリアベビーボトルは、他社商品のすべての問題点を解決した、感染症を限りなくゼロに近づける機械です。
オゾンの人体への影響 −正しく理解されるべきオゾンの濃度−
オゾンは健康によいという認知が広がり、その利用も拡大しつつありますが、オゾンは酸素の同素体であり、その酸化力はフッ素に次ぐ強力さです。
工業的には、水処理、半導体製造プロセス、食品工業など、さまざまな化学工業で利用されています。同時に、光化学スモッグの主要物質としても知られています。純粋なオゾンは、低濃度でも、目、鼻、口腔を刺激し、高濃度になれば気管支や肺に強く障害を与えます。
また、生体膜中の不飽和脂肪酸の酸化、肺胞拡張作用物質の損傷、肺浮腫および出血、呼吸困難、死亡という事態を生じることでも知られています。オゾンは適正な濃度で利用されてこそ、私たちの健康を向上させてくれるのです。
オゾンの濃度と生態への影響(0.1ppm=0.2mg/m3)
オゾン濃度(ppm) |
作用 |
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0.01〜0.02 |
多少の臭気を感じるが、すぐに慣れる |
0.06 |
環境基準値(光化学オキシダント濃度) |
0.1 |
明らかな臭気があり、鼻や喉に刺激を感じる(日本産業衛生学会許容濃度勧告値) |
0.12 |
光化学スモッグ注意報(東京都緊急時発令基準) |
0.2〜0.5 |
3〜6時間暴露で視覚を低下する |
0.24 |
光化学スモッグ警報(東京都緊急時発令基準) |
0.4 |
光化学スモッグ重大警報(東京都緊急時発令基準) |
0.5 |
明らかに上部気道に刺激を感じる |
1〜2 |
2時間暴露すると頭痛、胸部痛、上部気道の乾きと咳が起こり、暴露を繰り返せば慢性中毒にかかる |
5〜10 |
脈拍増加、体痛、麻痺症状が現れ、暴露が続けば肺水脈腫を招く |
15〜20 |
小動物は2時間以内に死亡する |
50以上 |
人間は1時間で生命が危険な状態になる |
出典:「多田 治:有害物質のための測定法、労働科学研究部、102(1969)」